日経平均6万円なのに、自分の持ち株は下がってない?──数字で見る株式市場の「二極化」

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日経平均6万円なのに、自分の持ち株は下がってない?──今の株式市場の「二極化」を数字で見てみた
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日経平均は史上最高値。でも年初来安値を更新している銘柄は、高値更新の3倍以上。いま市場で何が起きているのか、データで確認してみました。

2026年5月2日



こんにちはラッシー社長です👋

日経平均が6万円を突破して、ニュースでは「史上最高値!」と盛り上がっています。でもふと自分の証券口座を見ると……あれ、別に増えてなくない? むしろ含み損が増えてる銘柄もあるんだけど?

同じ感覚の方、多いんじゃないでしょうか。

気になったので、実際に「上がってる株」と「下がってる株」のデータを調べてみました。結論から言うと、下がっている銘柄の方がずっと多いです。

年初来高値 vs 年初来安値、どっちが多い?

4月30日時点で、年初来高値を更新した銘柄と、年初来安値を更新した銘柄を比べてみました。

年初来高値を更新

136銘柄

年初来安値を更新

441銘柄

安値更新が約3.2倍

日経平均が最高値圏にいるのに、年初来安値をつけている銘柄の方が3倍以上多い。これが今の市場の実態です。

ポイント

「日経平均が上がっている=市場全体が上がっている」ではありません。日経平均が見せている景色と、多くの個別株が見せている景色はかなり違います。

日経平均だけが飛び抜けている

この二極化は、指数の比較でもはっきり見えます。

年初来の上昇率(2026年初〜4月24日)

日経平均+約18%

TOPIX+約9%

グロース250出遅れ

日経平均とTOPIXの差は約9ポイント。同じ日本株の指数でこれだけ差がつくのは異例です。

なぜこうなるかというと、日経平均は「株価の高い銘柄(値がさ株)」の影響を大きく受ける構造だからです。今の日経平均を引き上げているのは、半導体やAI関連のごく一部の銘柄。それ以外の多くの銘柄は、指数ほどには上がっていない──もしくは下がっています。

上がっているのは誰? 下がっているのは誰?

今の市場で起きていること

上がっているグループ下がっているグループ
代表的な
セクター
AI・半導体
半導体製造装置
防衛・エネルギー
建設・不動産
内需・小売
中小型グロース
背景世界的なAIブーム
中東情勢(防衛需要)
円安の恩恵
金利上昇の懸念
原油高によるコスト増
内需の先行き不安
銘柄数少ない
(一握り)
多い
(大多数)

つまり今の日経平均6万円は、一握りの「勝ち組」が指数を引き上げている構造です。全体が底上げされて上がっている「全面高」とは全く違います。

日経平均6万円の内訳をイメージすると

市場全体の銘柄分布(イメージ)

AI・半導体など
年初来高値を更新

↑ ごく一部だが、日経平均への影響が大きい

横ばい・小幅な動き

年初来安値を更新
建設・内需・中小型など

↑ 銘柄数としてはここが最も多い

日経平均が6万円を超えても、それは「ピラミッドの頂点」にいる銘柄の成績を反映した数字であって、「土台」の部分にいる多くの銘柄は苦しんでいます。

個人投資家が気をつけること

「日経平均が最高値」に安心しすぎない

日経平均だけを見て「市場は好調だ」と判断すると、自分のポートフォリオの実態とのギャップに気づけません。自分が持っている銘柄が、今の上昇の恩恵を受けるセクターなのかどうかを確認することが大事です。

TOPIXやグロース指数も見てみよう

市場全体の体温を測るには、日経平均よりもTOPIXの方が実態に近いです。TOPIXは時価総額で加重されるので、一部の値がさ株だけに引っ張られにくい構造になっています。グロース250指数を見れば、中小型株の調子も分かります。

まとめ

「日経平均6万円」という見出しはインパクトがありますが、中身を見ると景色はだいぶ違います。

この記事のポイント

年初来安値を更新している銘柄は、年初来高値を更新している銘柄の約3倍。日経平均は一握りのAI・半導体銘柄に引っ張られており、市場全体が上がっているわけではありません。「指数は最高値でも、自分の株は冴えない」のは、あなただけではないので安心してください。大事なのは、指数だけでなく自分のポートフォリオの中身を冷静に見ることです。

※ この記事は株式市場の現状を解説する目的で書いたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

※ 数値は2026年4月30日時点のデータに基づいています。

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